EXHIBITIONS

スタシス・エイドリゲヴィチウス展「仮面/ペルソナ」

 東京・代官山のアートフロントギャラリーで、スタシス・エイドリゲヴィウスの個展「仮面/ペルソナ」が開催されている。会期は10月24日まで。

 スタシスはリトアニア出身。ポーランド在住。1994年のファーレ立川への参加以降、越後妻有アートトリエンナーレをはじめとする数々の芸術祭やプロジェクトを通じて、同廊と長年にわたり協働してきた。本展は、同廊で開催されるスタシス初の個展となっている。

 今回の展示では、スタシスの作品世界を象徴するモチーフ「仮面」に焦点を当てる。仮面は、絵画やドローイングといった平面作品だけでなく、立体作品やパフォーマンスなど、多様な表現のなかで繰り返し登場してきた。

 スタシスにとって仮面は、人の正体を隠すものではなく、人間の内に秘められた感情や本質を浮かび上がらせるための装置であるという。社会のなかで人々が演じる様々な役割や、本当の自分と他者に見せる自分とのあいだにある曖昧な境界を映し出し、外見と内面、現実と想像、自己と他者を行き来しながら、「人間とは何か」という普遍的な問いを投げかける。

 また、スタシスは2026年9月11日に開幕する国際芸術祭「下呂 Art Discovery 2026」にも参加し、下呂市内で2点の作品を展開する。会期中は、アートフロントギャラリーにて「下呂 Art Discovery 2026」の作品鑑賞パスポートおよび公式ガイドブックも販売する。ギャラリーでの個展とあわせて、下呂で展開されるスタシスの新たなプロジェクトも紹介する。