EXHIBITIONS
トーマス・ノイマン:MATRIX
トーマス・ルフのもとで写真を学び、現在はドイツを拠点に活動するアーティスト、トーマス・ノイマン。
ノイマンは、2003年デュッセルドルフ美術アカデミーにてトーマス・ルフ教授よりマイスターシューラー取得。これまで、山水画のように繊細なモノトーンで山深い木々を写し出した《Mori》や、水石から幽玄な美を見出した《Ishi》など日本の風景や石を素材に、自身の感性でとらえ直す作品を発表してきた。2016年のギャラリーノマルでの個展では、会場に白砂利を敷詰め、観客の足音さえも作品へと変化するインスタレーションを展開した。
写真というメディアを大きくとらえ、「型と情報」の関係性を考察する本展では、日本を題材とした3つの新作を発表。着物などの生地を染めるための伝統的工芸品・伊勢型紙を用いた写真シリーズ「Figura」、日本の新聞写真の複写を使用したインスタレーション、版画工房ノマルエディションとの5年ぶりのコラボレーションとなるシルクスクリーン版画作品を通して、型紙や新聞写真といった「型」が時間を経て変容し、さらなる情報をはらむ様を浮き彫りにする。
ノイマンは、2003年デュッセルドルフ美術アカデミーにてトーマス・ルフ教授よりマイスターシューラー取得。これまで、山水画のように繊細なモノトーンで山深い木々を写し出した《Mori》や、水石から幽玄な美を見出した《Ishi》など日本の風景や石を素材に、自身の感性でとらえ直す作品を発表してきた。2016年のギャラリーノマルでの個展では、会場に白砂利を敷詰め、観客の足音さえも作品へと変化するインスタレーションを展開した。
写真というメディアを大きくとらえ、「型と情報」の関係性を考察する本展では、日本を題材とした3つの新作を発表。着物などの生地を染めるための伝統的工芸品・伊勢型紙を用いた写真シリーズ「Figura」、日本の新聞写真の複写を使用したインスタレーション、版画工房ノマルエディションとの5年ぶりのコラボレーションとなるシルクスクリーン版画作品を通して、型紙や新聞写真といった「型」が時間を経て変容し、さらなる情報をはらむ様を浮き彫りにする。