EXHIBITIONS

春季展「生誕260年記念 心のふるさと良寛」

2018.04.21 - 05.27, 2018.05.30 - 07.11

良寛 書簡 貞心尼宛 先日は眼病の  個人蔵 後期展示

良寛 漢詩二篇 和歌一首 縦讀洹沙書 個人蔵 前期展示

良寛 自画賛 良寛像 袖裏繍毬直千金 個人蔵 後期展示

良寛 神号 天満大自在天神 個人蔵 前期展示

良寛 書簡 貞心尼宛 先日は眼病の  個人蔵 後期展示

小杉放庵  良寛盆踊り図  個人蔵  前期展示

 江戸時代後期の詩歌・書に優れた托鉢僧、良寛は越後(新潟県)出雲崎の名主橘屋の長男として生まれ、18歳で出家し、越後を訪れた国仙和尚に従って備中(岡山県)玉島の円通寺に入った。10年余りの修行を経て、吉野・高野山・伊勢など諸国を行脚して帰郷。国上山の中腹にある五合庵や乙子神社の草庵に住庵した。

 生涯寺を持つことなく名利にとらわれない生活を送り、清貧の中で生きとし生けるものすべてへの愛を失わなかった良寛。子供と遊び、友と語り、和歌や漢詩を詠んで書に興じた生き様や遺墨は、いまも多くの人々の共感を呼んでいる。

 本展では、日本有数の良寛コレクター秘蔵の作品を中心に、およそ100点を展示。日本人の「心のふるさと」と評される良寛の魅力に迫る。