EXHIBITIONS

今井祝雄、植松奎二、村岡三郎「The Party 1975/2026」

2026.06.10 - 06.21
 +1artで、今井祝雄、植松奎二、村岡三郎による展覧会「The Party 1975/2026」が開催される。

 今井は1946年大阪府生まれ。大阪市立工芸高校在学中の64年に初個展を開催し、吉原治良に師事して具体美術協会に参加。72年の「具体」解散まで活動し、その後は写真、映像、音などのメディアを用いた作品を国内外で発表している。

 植松は1947年兵庫県生まれ。69年に神戸大学教育学部美術科を卒業し、同年にギャラリー16で初個展を開催。彫刻、写真、映像、パフォーマンスなどを通じ、重力や張力、引力といった見えない力の法則から世界の構造や関係を知覚させる作品を発表している。

 村岡は1928年大阪府生まれ。熱、空気、光、音などの物理現象を作品に導入し、生命や死といった根源的な問題を問いながら彫刻の概念を拡張した。2013年に逝去。

 《The Party》は、1975年に今井、植松、村岡の3人の心臓音と、マン・レイ《破壊されざるオブジェ》のイメージが刻むリズムによる音のインスタレーションとして発表された。本展は、約半世紀を経て、村岡を「不在としての参加者」としながら再び構成されるもの。音響技術協力として藤本由紀夫が加わり、75年の心臓音と現代のテクノロジーによってチューンアップされた心臓音が会場に流れる。

 本展では、スピーカー、アンプ、ACアダプター、MP3プレーヤー、心臓音の音源、メトロノーム、平面などによるインスタレーションを展示。会場の四隅に配置された3つのスピーカーと1台のメトロノームが空間の中心へ向けられ、来場者はそのあいだを巡りながら、複数の時間が重なる拍動を聴く。