EXHIBITIONS
百花繚乱列島―江戸諸国絵師めぐり―
江戸時代中後期、全国津々浦々から、その土地の出身や藩の御用を務めた絵師など、「ご当地絵師」とも呼ぶべき個性的な画人が登場した。仙台では菅井梅関、東東洋(あずま・とうよう)を筆頭とする「四大画家」、水戸の奇才・林十江、名古屋出身で京に名を轟かせた山本梅逸や田中訥言(とつげん)。鳥取では濃密華麗な花鳥画で因幡画壇の黄金期を築いた土方稲嶺や片山楊谷(ようこく)、讃岐の出身で全国を放浪した篆刻家の細川林谷など、近年地元で再評価が進んだことで魅力的な作品が多数発見され、注目を集めてきた。
本展では北海道から長崎まで、各地から大集結した実力派絵師達の作品、さらに上方や長崎で制作されたご当地の版画作品まで、約190点を一堂に展示。各地いちおしの絵師との出会いを通して、博物学の興隆や明清絵画の流入、画人達の活発な交流によって豊かに広がった江戸絵画に注目する。
本展では北海道から長崎まで、各地から大集結した実力派絵師達の作品、さらに上方や長崎で制作されたご当地の版画作品まで、約190点を一堂に展示。各地いちおしの絵師との出会いを通して、博物学の興隆や明清絵画の流入、画人達の活発な交流によって豊かに広がった江戸絵画に注目する。






