EXHIBITIONS

建物公開 旧朝香宮邸物語

2018.03.21 - 06.12

旧朝香宮邸 次室・香水塔 1933年竣工時

旧朝香宮邸 次室・香水塔 1933年竣工時

旧朝香宮邸 正面玄関

旧朝香宮邸 正面玄関 ガラスレリーフ扉(部分) 作=ルネ・ラリック

 旧朝香宮邸の建築としての魅力を紹介する年に1度の「建物公開展」が開催される。

 朝香宮同妃両殿下のパリ滞在と、1925年に同地で開かれたアール・デコ博覧会への訪問をきっかけに誕生した旧朝香宮邸(現東京都庭園美術館本館・重要文化財)。宮家の家族の営みと思いが刻まれるとともに、戦後、後に首相となった吉田茂の外務大臣公邸として使用され、サンフランシスコ講和条約締結の構想を含む戦後の重要な局面のひとつの舞台でもあった。

 本展では、朝香宮家ゆかりの衣裳といった旧朝香宮邸に関連する記録や東京都庭園美術館のコレクションを展示。世界でも稀に見るアール・デコ様式の館をこの機会に訪れたい。