EXHIBITIONS

セーラー服と女学生

~イラストと服飾資料で解き明かす、その秘密~

2018.03.29 - 06.24

中村佑介 ニッポン(部分) 2017年描き下ろし

京都・平安女学院のセーラー服姿 1920(大正9)年制定

松本かつぢ 君の瞳はつぶらにて © 松本かつぢ資料館

中原淳一 『ひまわり』1949年6月号表紙 ©JUNICHI NAKAHARA / HIMAWARIYA

江津匡士 Primavera 2010

藤井千秋 『若い樹のうた』のための原画 © Chiaki Fujii

中村佑介 ニッポン 2017年描き下ろし

 19世紀中頃のイギリス海軍の水兵服にはじまり、その後、子ども服や女性服としても流行したセーラー服。

 本展ではイラストレーションと実物を含む服飾資料を通して、本来は着る人の年齢を問わないユニセックスなファッションであるセーラー服がいかにして日本で女学生服として定着し、100年もの間親しまれることになったのかに注目。いまから約100年前に日本で初めてセーラー服を着た女学生の写真や昭和の画家、高畠華宵、藤井千秋、松本かつぢらの作品、中村祐介の描き下ろしや世界のセーラー服ブームを牽引した武内直子による『美少女戦士セーラームーン』の貴重な原画などを展示する。