Made in 青森 ―自然と歴史の交差点

　OMOTESANDO CROSSING PARKで「Made in 青森 ―自然と歴史の交差点」が開催されている。

　anonymous art projectは、アートプロジェクトとして2023年に発足。OMOTESANDO CROSSING PARKをはじめ、anonymous studio（名古屋・京都）、anonymous bldg.（表参道）、ZeroBase神宮前（原宿）での作品展示や、国内外で日本の作家を紹介。また、ACK Art Collaboration Kyotoでのアワードなど、アーティストたちの活動支援や、美術館学芸員の海外調査・研究派遣事業、全国の公立美術館への寄付・寄贈など、日本の現代アートの振興に寄与する活動を行っている。

　青森は、日本最古の土器が発見された三内丸山遺跡をはじめとする縄文遺跡群があり、太古から続く人々の営みが息づいている。また、厳しい冬の風景や、海と山が織り成す景色といった豊かな自然や、日本各地や世界とつながる文化的な交差点としての役割を果たしてきた。21世紀に入ってから、青森県内では現代アートの発信拠点が次々と誕生し「青森5館」として知られる美術館群がアートを通じた新たな地域の魅力を発信している。

　本展は、こうした青森の独自の文化的背景を体現するアーティストたちの作品を一堂に集め、東京の中心地である表参道で展開する試み。弘前れんが倉庫美術館館長の木村絵理子をキュレーターとして迎え、青森県に縁のある現代アーティストたちの作品を紹介する。

　出品作家は岩根愛、工藤麻紀子、小林エリカ、⽥附勝、奈良美智、桝本佳⼦、三村紗瑛⼦、吉田真也、L PACK.。「Special feature」として蜷川実花 with EiMも参加する。