EXHIBITIONS
企画展
小西真奈 Wherever
府中市美術館で「小西真奈 Wherever」が開催される。
小西真奈は1968年東京都生まれ。93年にアメリカ・ワシントンD.Cの美術大学コーコラン・スクール・オブ・アートを卒業した。メリーランド・インスティテュート・カレッジ・オブ・アートに進学し、ニューヨークスクールの画家であるグレース・ハーティガンの指導を受ける(1996年修了)。帰国後2006年に「VOCA賞」を受賞し注目を集める。おもな個展は「Gardens」(上野の森美術館ギャラリー、2024)、「どこでもない場所」(第一生命南ギャラリー/ARATANIURANO、2007)など。
小西は、現代の日本において風景画の可能性を拡張しているひとりだ。雄大な景観を大画面に収め、隈までしっかりと描きこみ、写真にも似た客観的描写は、個人的な思い入れなど感じさせない。2010年代に生じた変化は、20年代頭コロナ禍の時期に決定的になる。隔離生活を余儀なくされた時期に小西は、自宅から歩いて行ける都立公園や付属の温室、あるいは近所を流れる小川を訪れ、それらの風景を描いた。対象との距離は縮まり、筆運びは即興的でおおらかになり、色は感覚的に選ばれる。
本展は、小西の美術館での初の大規模個展となる。2000年代の代表作を精選し、また近作と新作を展示。
小西真奈は1968年東京都生まれ。93年にアメリカ・ワシントンD.Cの美術大学コーコラン・スクール・オブ・アートを卒業した。メリーランド・インスティテュート・カレッジ・オブ・アートに進学し、ニューヨークスクールの画家であるグレース・ハーティガンの指導を受ける(1996年修了)。帰国後2006年に「VOCA賞」を受賞し注目を集める。おもな個展は「Gardens」(上野の森美術館ギャラリー、2024)、「どこでもない場所」(第一生命南ギャラリー/ARATANIURANO、2007)など。
小西は、現代の日本において風景画の可能性を拡張しているひとりだ。雄大な景観を大画面に収め、隈までしっかりと描きこみ、写真にも似た客観的描写は、個人的な思い入れなど感じさせない。2010年代に生じた変化は、20年代頭コロナ禍の時期に決定的になる。隔離生活を余儀なくされた時期に小西は、自宅から歩いて行ける都立公園や付属の温室、あるいは近所を流れる小川を訪れ、それらの風景を描いた。対象との距離は縮まり、筆運びは即興的でおおらかになり、色は感覚的に選ばれる。
本展は、小西の美術館での初の大規模個展となる。2000年代の代表作を精選し、また近作と新作を展示。