EXHIBITIONS
第120回企画
山下陽子「眼差しの内へ」展
Galerie LIBRAIRIE6で、山下陽子による個展「眼差しの内へ」が開催されている。
山下陽子は兵庫県生まれ。山本六三に師事し、銅版画を学ぶ。近年は自身のコラージュ作品を写真製版した版画を中心に、版画、コラージュ、オブジェの混合作品など、手法の境界を超えた独自の創作を展開。山尾悠子、森茉莉、ジョイス・マンスールなどの書籍挿画、またプライベート・プレスからポール・エリュアール『花と果実の紋章』、ラドヴァン・イヴシックの詩を添えた『水の声』などの限定版画集を発表。
本展は、同廊では5年ぶりとなる銅版画による新作展となっている。女性の肖像に、霧箱(*)による飛跡や天体図、また作家の手になる繊細な線と円が連なるポートレイトシリーズを中心に、眼に見える像を通して、彼方に広がる不可視の世界に眼差しを向けた作品約30点を展示している。
*──霧箱とは、目で見ることも、音にすることもできない放射線を可視化・測定するために発明されたもっとも古い装置。1897年にイギリスの物理学者チャールズ・ウィルソンによって発明された。
山下陽子は兵庫県生まれ。山本六三に師事し、銅版画を学ぶ。近年は自身のコラージュ作品を写真製版した版画を中心に、版画、コラージュ、オブジェの混合作品など、手法の境界を超えた独自の創作を展開。山尾悠子、森茉莉、ジョイス・マンスールなどの書籍挿画、またプライベート・プレスからポール・エリュアール『花と果実の紋章』、ラドヴァン・イヴシックの詩を添えた『水の声』などの限定版画集を発表。
本展は、同廊では5年ぶりとなる銅版画による新作展となっている。女性の肖像に、霧箱(*)による飛跡や天体図、また作家の手になる繊細な線と円が連なるポートレイトシリーズを中心に、眼に見える像を通して、彼方に広がる不可視の世界に眼差しを向けた作品約30点を展示している。
*──霧箱とは、目で見ることも、音にすることもできない放射線を可視化・測定するために発明されたもっとも古い装置。1897年にイギリスの物理学者チャールズ・ウィルソンによって発明された。