EXHIBITIONS

棟方志功と柳宗悦

日本民藝館|01.10 - 02.11, 02.13 - 03.24

心偈頌 今日モアリ オホケナクモ 1957 詞=柳宗悦 板=棟方志功 表装案=柳宗悦 日本民藝館所蔵

心偈頌 今日モアリ オホケナクモ 1957 詞=柳宗悦 板=棟方志功 表装案=柳宗悦 日本民藝館所蔵

 生涯を通じて柳宗悦を師匠と仰いだ版画家、棟方志功と、棟方の才能を認め支援し続けた思想家、柳宗悦の関わりや思索の相違などから棟方作品に迫る展覧会が開催される。

 日本民藝館創設者である柳宗悦は、1936年4月の国画会で棟方と出会い、出品されていた《大和し美し》の買い上げを即決。以来作品の指導監修にあたる。半年後、日本民藝館の開館時には新作《華厳譜》が大広間の壁一面を飾った。

 棟方は作品が仕上がるたびに持参して意見を求め、彫り直しを命じられても粛々と応えたという。いっぽう、柳は棟方の作品を活かすべく、表具の考案に熱心に取り組んだ。棟方は、他力の美を善しとする「民藝」のあり方や、無心に重きを置く柳の考えを具現化したといえるだろう。

 本展では、出会いから柳が没するまでの25年間、柳の目に叶った棟方の代表的作品(多くが柳の装案による師弟の協同作品)を展観。数十年ぶりに《海山の柵》、《般若心経経文板画柵》を展示するほか、ほぼ初公開となる書簡から2人の関係性や思索の相違などを探り棟方作品の魅力に迫る。