パレスチナの物語り 〜Story & Tale〜

　GALLERY SHIMIZUで「絵画展　パレスチナの物語り 〜Story & Tale〜　Palestine Picture Exhibition, Yokohama」が開催される。

　本展メインビジュアルに用いられた油絵は「夢の香り」と題したアブデル・ナセル・アーメルの作品だ。彼は、ガザのハンユニス（の難民キャンプ）に住んでいる画家で、昨年10月からほとんど連絡ができず生死が不明であったが、5月に別の画家から生存が確認された。

　本展は、ナビル・アナーニとスレイマン・マンスールの二人の巨匠を中心に展示されるが、昨年末の緊急事態に制作されたポスター7点や、活躍目覚ましい若手や中堅のアーティストの作品も展示。

　なお、会期中には関連イベントとして、中東ジャーナリスト、元朝日新聞記者である川上泰徳による講演会「私が出会ったパレスチナ人」や、パレスチナと日本にルーツを持つDANNY JINによるラップパフォーマンスも行われるという。

　同廊では、「太田博健 版画展」も同時開催される予定だ。