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網代幸介「アジロの地下都市」展

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 Galerie LIBRAIRIE6で、網代幸介「アジロの地下都市」展が開催されている。

 網代は1980年東京都生まれ。神話、宗教、寓話などを題材にした中世ヨーロッパ絵画から影響を受け、絵画を中心に立体作品、アニメーションなどの制作を行うほか、装画やアートワークの提供なども手がける。作品集『Barbachica』(SUNNY BOY BOOKS)、絵本『サーベルふじん』(小学館)、『てがみがきたな きしししし』(ミシマ社)「アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険」(大福書林)を出版。

 網代の作品には、不思議な生き物たちや植物、そして文字が幾重にも重なり登場する。幼少の頃から二つの世界(向こう側とこちら側)を行き来し、向こう側の世界でそっと見てきたことを丁寧に記録していくように描かれた作品は中世ヨーロッパのタピスリーやイコンを見ているように幻想的で想像力を掻き立てる。

 本展では、地下世界で生きる彼らを描いた新作タブロー約25点を展示。