EXHIBITIONS
陶芸家・篠原希実験室「窯る。Ⅱ」
AMMON TOKYO ならびに WADA GAROU TOKYO Lab.で、陶芸家・篠原希による個展「篠原希実験室 窯る。II」が開催されている。
篠原は1972年大阪府生まれ、陶郷信楽を拠点に活動。自作で築いた穴窯をおもに使用し、陶土の魅力を引き出す現代の薪窯焼成を追求している。91年より古谷信男に師事したのち、98年滋賀県立信楽窯業技術試験場釉薬科修了。99年より独立し、2007年に経済産業大臣指定信楽焼伝統工芸士に認定された。12年には第23回秀明文化基金賞を受賞し、19年にスタンフォード大学、ユタ州立大学にてワークショップ、トレインキルン焼成に参加。
本展では、篠原の作品制作におけるあらゆる要素「土・温度・(窯の中の)場所・窯・成形」を再構築し組み立てる。会場を実験室(あるいは窯のなか)に見立て、異なる条件下でつくられた作品を提示しながら鑑賞者も魅力を探ることができる「探索する展示」をテーマとし、雰囲気がまったく異なるふたつの会場を比較することで作品の見え方の違いが楽しめる展示となっている。本展に際し、篠原は以下のステートメントを発表している。
「信楽伊賀の真白な土が『穴窯』と呼ばれる薪窯の高温高熱で土と灰が噛み付きあうように熔け、炭素が素地を黒く染め、または焼き抜けて赤い火色となり 様々な窯変の景色を成す。『土と穴窯』と言うシンプルな組みあわせで、何が起こるのか。『穴窯には秘密がある』毎回実験をするような気持ちで窯焚きに臨んでいる」。
篠原は1972年大阪府生まれ、陶郷信楽を拠点に活動。自作で築いた穴窯をおもに使用し、陶土の魅力を引き出す現代の薪窯焼成を追求している。91年より古谷信男に師事したのち、98年滋賀県立信楽窯業技術試験場釉薬科修了。99年より独立し、2007年に経済産業大臣指定信楽焼伝統工芸士に認定された。12年には第23回秀明文化基金賞を受賞し、19年にスタンフォード大学、ユタ州立大学にてワークショップ、トレインキルン焼成に参加。
本展では、篠原の作品制作におけるあらゆる要素「土・温度・(窯の中の)場所・窯・成形」を再構築し組み立てる。会場を実験室(あるいは窯のなか)に見立て、異なる条件下でつくられた作品を提示しながら鑑賞者も魅力を探ることができる「探索する展示」をテーマとし、雰囲気がまったく異なるふたつの会場を比較することで作品の見え方の違いが楽しめる展示となっている。本展に際し、篠原は以下のステートメントを発表している。
「信楽伊賀の真白な土が『穴窯』と呼ばれる薪窯の高温高熱で土と灰が噛み付きあうように熔け、炭素が素地を黒く染め、または焼き抜けて赤い火色となり 様々な窯変の景色を成す。『土と穴窯』と言うシンプルな組みあわせで、何が起こるのか。『穴窯には秘密がある』毎回実験をするような気持ちで窯焚きに臨んでいる」。