EXHIBITIONS

動物園にて ―東京都コレクションを中心に

 東京都美術館で「動物園にて ―東京都コレクションを中心に」が開催されている。

 人間にとって「動物園」とはどのような場所だろうか。人は、何を求めてそこに向かい、何を得てそこから帰っていくのだろう。現在「動物園」(Zoological Garden)という名で親しまれる様々な動物を飼育・公開展示する施設は、18世紀末のヨーロッパで誕生し、日本では1882年に上野の地に最初の「動物園」が開園した。以来、各地に次々と開かれた「動物園」は、時代とともにそのあり方を少しずつ変えながら、現在も数多くの来園者たちを招き入れ続けている。

 本展では、おもに東京都美術館に隣接する上野動物園という日本最古の「動物園」に焦点を当てながら、東京都立の美術館・博物館、またそのほかの施設や個人等が保管する「動物園」に関わる作品・資料を展示。「動物園」にまつわる様々な記憶の断片を訪ね歩くなかで、近代以降の「動物園」という空間における、人間と動物との関わり合いの様相を、あらためてとらえなおす機会となっている。