EXHIBITIONS

太宰府天満宮アートプログラムvol.10

ピエール・ユイグ

ソトタマシイ

Photo by Pierre Huyghe

 インスタレーションや彫刻、映像作品などの媒体を使い、現実とフィクションの境界を探ってきたフランス出身のアーティスト、ピエール・ユイグ。太宰府天満宮の変遷をたどるアートプログラムの一貫として、同所のために制作された常設の《庭》を公開する。

 ユイグは、神社の庭として実際に境内を歩くことができ、宝物殿に展示される境内図などの資料を眺めながら千百余年にわたる天満宮の変遷に想像をめぐらすことができる構成で本作を制作。ドクメンタ13(2012年)の「Untilled 未耕作地」プロジェクトにて作家が取り組んだ、自然と人為の関係性への考察を背景としている。なお、公開日については公式ウェブサイトをチェック。