山上新平 個展「 liminal (eyes)」

　PURPLEで山上新平の個展「 liminal （eyes）」が開催されている。

　山上は1984年神奈川県生まれ。イイノ・メディアプロ退社後、写真家として活動を始める。2017年には「Daikanyama photo fair competition」にて奈良美智賞を受賞し、22年にはデザイナーの皆川明（ミナペルホネン）発行による写真集『Helix』を出版した。

　山上は不規則で、決してとらえることはできない蝶の動きに注目するなかで、主体的に見るのではなく、被写体に自らをひらき「触れるだけの眼」に気づかされる。本展では、山上の住処である鎌倉の海と波を「触れるだけの眼」でもってとらえたシリーズ作品「liminal（eyes）」を紹介する。