一日は、朝陽と共に始まり、夕陽と共に終わる

　iti SETOUCHIで、福田惠の個展「一日は、朝陽と共に始まり、夕陽と共に終わる」が開催される。

　福田惠は1976年広島県生まれ。主に写真やインスタレーションなどを用いながら、自然と人工、個と社会、生と死を規定する枠組みをテーマに制作する作家だ。

　今回の展示では、日常の廃棄物と太陽光で構成されるインスタレーション作品を展示。2011年の福島第一原発事故を契機として生まれた、私たちの日常を支える核とエネルギーの問題に向き合った代表作のひとつとなっている。

　本展会場は、古来から連綿と続いてきた人間の生と太陽との関係、現代の都市文化を支えるエネルギーの在り方、そして私たちが生きる未来の世界について考えを促す場になるだろう。