EXHIBITIONS
ACG Reflections 1:Lines – 児玉靖枝・中里斉・八田豊
ARTCOURT Galleryは、注目の若手作家を紹介する展覧会シリーズ「ACG eyes」に続き、新たな企画「ACG Reflections」をスタート。豊かなキャリアを持つ作家の表現に焦点を当て、改めてその魅力や時代背景との関係を見つめ直す。
「ACG Reflections」シリーズでは、作品が制作、発表されてから一定の時間が経過したのち、現在から見返すことで新たに見えてくるもの、あるいは、異なる素材/メディアによる表現に通底する要素や、同じ時代に異なる場所で生み出された作品が互いに映し出すものを見出し、再考する。そうした「reflections」を可能にする距離・関係性・場をつくり出すことを目指す。
第1回「ACG Reflections 1 : Lines」には、児玉靖枝、中里斉、八田豊の画家3名を迎える。
筆線の動きを特徴とする児玉の初期作「natura morta」シリーズ、中里による1970年代の線から色面への移行期を含む表現、そして八田の60年代の線刻絵画と2000年代の楮(こうぞ)を素材とした作品は、それぞれの思考と時代背景を画面に反映させながら独自の絵画表現を実現しているが、そこには「線」という共通の要素を見ることができる。絵画に真摯に向き合う三者にとって、画布に線を引くという一見極めてシンプルな行為がどのような意味を持ち、線というイメージが絵画空間にいかに作用したのかを、本展覧会で探る(前期・後期で一部、展示替えあり)。
「ACG Reflections」シリーズでは、作品が制作、発表されてから一定の時間が経過したのち、現在から見返すことで新たに見えてくるもの、あるいは、異なる素材/メディアによる表現に通底する要素や、同じ時代に異なる場所で生み出された作品が互いに映し出すものを見出し、再考する。そうした「reflections」を可能にする距離・関係性・場をつくり出すことを目指す。
第1回「ACG Reflections 1 : Lines」には、児玉靖枝、中里斉、八田豊の画家3名を迎える。
筆線の動きを特徴とする児玉の初期作「natura morta」シリーズ、中里による1970年代の線から色面への移行期を含む表現、そして八田の60年代の線刻絵画と2000年代の楮(こうぞ)を素材とした作品は、それぞれの思考と時代背景を画面に反映させながら独自の絵画表現を実現しているが、そこには「線」という共通の要素を見ることができる。絵画に真摯に向き合う三者にとって、画布に線を引くという一見極めてシンプルな行為がどのような意味を持ち、線というイメージが絵画空間にいかに作用したのかを、本展覧会で探る(前期・後期で一部、展示替えあり)。