EXHIBITIONS
伊勢克也「macaroni/body」
伊勢克也の個展「macaroni/body」が、Sprout Curationで開催されている。
伊勢は1960年岩手県盛岡市生まれ。東京藝術大学デザイン科を卒業後、84年に大学院修士を修めるそのほぼ同時期に「日本グラフィック展」(渋谷パルコ)の第5回大賞を受賞し、一躍脚光を浴びた。同じ頃、伊勢が没頭していたのが、いまも続く「マカロニ」シリーズだ。「マカロニ」とは、フランス人考古学者アンリ・ブルイユがアルタミラ洞窟壁画を探索した際、狩猟採集や祭祀的な図像とは別に、無数に描かれていた謎の屈曲線を発見し、それを「マカロニ」と呼んだことに因る。
「マカロニ」シリーズは、日本古来の多神教的な自然観からの着想、また近年はデジタルも駆使し、平面のみならずブロンズ彫刻、造園、編み物など多岐な展開を見せている。拡張と変容を繰り返しながら、伊勢は40年近く経った現在も「マカロニ」を探求し続けている。
そして摩訶不思議な形象を収集する「マカロニ」プロジェクトはついに人体として出現。本展は、人体をトポロジカルな筒ととらえ、その形態を編物で粛々と追い求めた作業の経過報告といえる展示となる。
伊勢は1960年岩手県盛岡市生まれ。東京藝術大学デザイン科を卒業後、84年に大学院修士を修めるそのほぼ同時期に「日本グラフィック展」(渋谷パルコ)の第5回大賞を受賞し、一躍脚光を浴びた。同じ頃、伊勢が没頭していたのが、いまも続く「マカロニ」シリーズだ。「マカロニ」とは、フランス人考古学者アンリ・ブルイユがアルタミラ洞窟壁画を探索した際、狩猟採集や祭祀的な図像とは別に、無数に描かれていた謎の屈曲線を発見し、それを「マカロニ」と呼んだことに因る。
「マカロニ」シリーズは、日本古来の多神教的な自然観からの着想、また近年はデジタルも駆使し、平面のみならずブロンズ彫刻、造園、編み物など多岐な展開を見せている。拡張と変容を繰り返しながら、伊勢は40年近く経った現在も「マカロニ」を探求し続けている。
そして摩訶不思議な形象を収集する「マカロニ」プロジェクトはついに人体として出現。本展は、人体をトポロジカルな筒ととらえ、その形態を編物で粛々と追い求めた作業の経過報告といえる展示となる。