EXHIBITIONS
倉田悟展「2P」
小山登美夫ギャラリー(六本木)では、倉田悟の個展「2P」が開催されている。
倉田は1991年東京生まれ。2014年武蔵野美術大学造形学部油絵専攻を卒業後、ベルリン芸術大学へ協定留学。17年に武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コースを修了し、現在は東京を拠点に制作・活動している。
倉田の作品は、仮面のような動物化した人間や、擬人化された動物が、静謐な存在感と、ユーモラスでありながら時に不穏さを帯びて描かれる。作品に繰り返し登場するモチーフは、夕暮れ、海、夜、車、卵、寝るという行為など、作家の記憶に強烈に残っている「極めて個人的」な経験から着想を得ているという。そうしたインスピレーションと、デジタル・ドローイングや物質的な制作プロセスとの反復のあいだで、倉田は「イメージの解像度を上げたり下げたり」することで、絵画でしかありえない表現を模索している。
本展は倉田が近年取り組んできた、画面を複数に分割するシリーズで構成。絵を見ているのは誰か、絵を見るとは何か、という絵画における根本的な問いを誘発させる新作を発表する。
なお本展と同時期に、東京・池尻のCAPSULE、SUNDAYでも個展を開催中だ。
倉田は1991年東京生まれ。2014年武蔵野美術大学造形学部油絵専攻を卒業後、ベルリン芸術大学へ協定留学。17年に武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コースを修了し、現在は東京を拠点に制作・活動している。
倉田の作品は、仮面のような動物化した人間や、擬人化された動物が、静謐な存在感と、ユーモラスでありながら時に不穏さを帯びて描かれる。作品に繰り返し登場するモチーフは、夕暮れ、海、夜、車、卵、寝るという行為など、作家の記憶に強烈に残っている「極めて個人的」な経験から着想を得ているという。そうしたインスピレーションと、デジタル・ドローイングや物質的な制作プロセスとの反復のあいだで、倉田は「イメージの解像度を上げたり下げたり」することで、絵画でしかありえない表現を模索している。
本展は倉田が近年取り組んできた、画面を複数に分割するシリーズで構成。絵を見ているのは誰か、絵を見るとは何か、という絵画における根本的な問いを誘発させる新作を発表する。
なお本展と同時期に、東京・池尻のCAPSULE、SUNDAYでも個展を開催中だ。