EXHIBITIONS
松永直「Pseudo Stone Phenomenon / 擬石現象」
駒込倉庫では、松永直の新作セラミック作品による展覧会「Pseudo Stone Phenomenon / 擬石現象」が開催されている。ロンドン拠点の松永にとって、同ギャラリーでは初個展となる。
松永は1980年大阪生まれ。93年より英国で教育を受け、ロイヤルカレッジ・オブ・アート陶芸科を修了した。儀式的な場面で、人を日常から別世界へと誘っていく空間や、オブジェクトの役割に関心を寄せた作品を制作。2012年にJerwood Makers Open大賞を、2013年には英国陶芸ビエンナーレ大賞を受賞し、注目される。
作品をつくる過程で集中力を徐々に高めることで到達するトランス状態。松永はこれを利用して、体の動きを粘土に記録するようにして制作を行う。それはある程度の無意識下で表現されたオブジェクトといえ、松永は日本とイギリスという異なる社会で構成された自分自身のアイデンティティがいかに作品に映し出されているのかを、生まれた作品のなかへ問いかける。
本展は、松永が2022年春に信楽陶芸の森で制作した最新作で構成。松永の作品は、社会や文明がモノを通じてどのように継承されていくのか、という普遍的な問いかけへと鑑賞者を誘い込む。
松永は1980年大阪生まれ。93年より英国で教育を受け、ロイヤルカレッジ・オブ・アート陶芸科を修了した。儀式的な場面で、人を日常から別世界へと誘っていく空間や、オブジェクトの役割に関心を寄せた作品を制作。2012年にJerwood Makers Open大賞を、2013年には英国陶芸ビエンナーレ大賞を受賞し、注目される。
作品をつくる過程で集中力を徐々に高めることで到達するトランス状態。松永はこれを利用して、体の動きを粘土に記録するようにして制作を行う。それはある程度の無意識下で表現されたオブジェクトといえ、松永は日本とイギリスという異なる社会で構成された自分自身のアイデンティティがいかに作品に映し出されているのかを、生まれた作品のなかへ問いかける。
本展は、松永が2022年春に信楽陶芸の森で制作した最新作で構成。松永の作品は、社会や文明がモノを通じてどのように継承されていくのか、という普遍的な問いかけへと鑑賞者を誘い込む。