EXHIBITIONS
後智仁「Pointed」
MAKI Galleryは表参道ギャラリーで、日本人アーティスト後智仁(うしろ・ともひと)による初個展「Pointed」を開催している。
後は1971年東京都生まれ。クリエイティブディレクター、アートディレクターとして活躍。2011年頃からは、美大時代から温めていた「硬いもの、柔らかいもの」および「有機的な曲線上の点を減らすことによる直線化が起こす絵の崩壊とその段階」というコンセプトに基づいて作品制作に取り組んでいる。
後は制作において、まずモチーフを選び、デジタル上でそのイメージを直線化することで元の役割を限界まで排除していく。明確なコンセプトで構成された無駄のない画面と比例して、色彩はエアブラシによる吹き付けが何層も重ねられ、深く重厚な色合いとなりシンプルな構図とのバランスを保っている。極限までそぎ落とされたフォルムでありながら、果てしない回数の加色はペインティングとしての品格を保つことに成功している。
「Pointed(尖った)」と名づけられた今回の個展は、11点のキャンバス作品と3点の立体作品で構成される。長年アートディレクターとして、デジタル上のパフォーマンスで第一線を走り続けてきた後にとって、物質的なテクスチャーを持つ作品のみを発表する新境地となる。
後は1971年東京都生まれ。クリエイティブディレクター、アートディレクターとして活躍。2011年頃からは、美大時代から温めていた「硬いもの、柔らかいもの」および「有機的な曲線上の点を減らすことによる直線化が起こす絵の崩壊とその段階」というコンセプトに基づいて作品制作に取り組んでいる。
後は制作において、まずモチーフを選び、デジタル上でそのイメージを直線化することで元の役割を限界まで排除していく。明確なコンセプトで構成された無駄のない画面と比例して、色彩はエアブラシによる吹き付けが何層も重ねられ、深く重厚な色合いとなりシンプルな構図とのバランスを保っている。極限までそぎ落とされたフォルムでありながら、果てしない回数の加色はペインティングとしての品格を保つことに成功している。
「Pointed(尖った)」と名づけられた今回の個展は、11点のキャンバス作品と3点の立体作品で構成される。長年アートディレクターとして、デジタル上のパフォーマンスで第一線を走り続けてきた後にとって、物質的なテクスチャーを持つ作品のみを発表する新境地となる。