EXHIBITIONS

鉄道芸術祭vol.7

STATION TO STATION

2017.11.10 - 2018.01.21

「鉄道芸術祭vol.7 STATION TO STATION」より

「鉄道芸術祭vol.7 STATION TO STATION」より

 文字や紙、本を主に用いて作品を展開するアーティスト、グラフィックデザイナーの立花文穂と雑誌『球体』の参加メンバーが京都と大阪、ポルトガルのポルトとリスボンを鉄道で旅することから始まった「鉄道芸術祭」。

 19世紀初頭、輸送手段の主役である鉄道は、大陸を網羅する線路や車両の規格によって、物事を簡略化する工業化・効率化という世界共通の目的をもたらしてきた。

 「図形、図式、図解」を意味するダイヤグラムは、鉄道の普及以降、運行状況を表す「ダイヤ」となり、より厳格な時間概念とマナーやルールに基づく規範を形成し、人々の振る舞いを規定・規制するようになる。また、駅名やサイン計画、アイコンといった情報伝達に関する識別の基準や記号化は、人々の認知と視覚表現の基本になると同時に次々と更新された。

 本展では、「鉄道と身体・知覚・行動」をテーマに、それらに重要な役割を果たしていると考えられるグラフィックデザインや印刷メディアに着目。立花の編集とディレクションのもと、展覧会そのものを雑誌『球体7号』として表現する。

 会期中はアーティストをはじめ、料理家、コントユニットによる関連プログラムやイベントなども多数行われる。(最新情報は公式サイトまで)