EXHIBITIONS
東城信之介 × 松田ハル × リュウ・イカ「積層|Layers」
RICOH ART GALLERY では、東城信之介、松田ハル、リュウ・イカによる3人展「積層|Layers」を開催。3人のアーティストとの共演により、リコーの立体印刷技術「StareReap」の多様な表現を取り上げる。
「StareReap」技術の根幹は、髪の毛1本程度の厚みのプリント層を繰り返し重ね、数ミリまで積み上げていくこと。展覧会タイトルにある「積層」はこの印刷技術のエッセンスを端的に表した言葉だという。本展では、3人の作家がそれぞれの手法で、「StareReap」の可能性を追求する。
東城信之介は1978年長野県生まれ。2019年の「VOCA展」で最高賞となるVOCA賞を受賞後、2021年に小海町高原美術館で個展を開催するなど、精力的に発表を続けてきた。普段の制作では、自身に内在するイメージを題材に、銅を酸化させた板に研削を加え、メタリックかつイリュージョニスティックな画面を創出している。今回「StareReap」の作品では、アクリルに透明印刷をした支持体の上に、ペイントや加工を施したユニークピースを制作。プリントをあくまで素材としてとらえ、物質と絵画の両軸から「StareReap」を解釈している。
松田ハルは1998年岩手県生まれ。京都芸術大学大学院に在学中。空間の複製物であるVRと、絵画の複製である版画を組み合わせ、高解像の仮想空間とは一線を画す抽象的なイメージの断片で構成されたランドスケープを表現している。これまではシルクスクリーンの技法をベースに制作をしてきた松田だが、本展では、デジタルの作品データをそのままプリントまで直結できる「StareReap」の特性を活かした大作を発表する。
リュウ・イカは中国・内モンゴル自治区出身の写真家。武蔵野美術大学映像学科を卒業。2019年に第21回写真「1_WALL」展グランプリ、今夏はラグジュアリーブランド「LOEWE(ロエベ)」の秋冬メンズキャンペーンで北野武らを撮影したビジュアルが大きな話題となった。本展では、リュウが強い関心を持っている母性や肉体性、魂といったテーマの連作で発表。出品作は来年のVOCA展でも展示予定だ。
「StareReap」技術の根幹は、髪の毛1本程度の厚みのプリント層を繰り返し重ね、数ミリまで積み上げていくこと。展覧会タイトルにある「積層」はこの印刷技術のエッセンスを端的に表した言葉だという。本展では、3人の作家がそれぞれの手法で、「StareReap」の可能性を追求する。
東城信之介は1978年長野県生まれ。2019年の「VOCA展」で最高賞となるVOCA賞を受賞後、2021年に小海町高原美術館で個展を開催するなど、精力的に発表を続けてきた。普段の制作では、自身に内在するイメージを題材に、銅を酸化させた板に研削を加え、メタリックかつイリュージョニスティックな画面を創出している。今回「StareReap」の作品では、アクリルに透明印刷をした支持体の上に、ペイントや加工を施したユニークピースを制作。プリントをあくまで素材としてとらえ、物質と絵画の両軸から「StareReap」を解釈している。
松田ハルは1998年岩手県生まれ。京都芸術大学大学院に在学中。空間の複製物であるVRと、絵画の複製である版画を組み合わせ、高解像の仮想空間とは一線を画す抽象的なイメージの断片で構成されたランドスケープを表現している。これまではシルクスクリーンの技法をベースに制作をしてきた松田だが、本展では、デジタルの作品データをそのままプリントまで直結できる「StareReap」の特性を活かした大作を発表する。
リュウ・イカは中国・内モンゴル自治区出身の写真家。武蔵野美術大学映像学科を卒業。2019年に第21回写真「1_WALL」展グランプリ、今夏はラグジュアリーブランド「LOEWE(ロエベ)」の秋冬メンズキャンペーンで北野武らを撮影したビジュアルが大きな話題となった。本展では、リュウが強い関心を持っている母性や肉体性、魂といったテーマの連作で発表。出品作は来年のVOCA展でも展示予定だ。