町田藻映子 個展「何時からそこに居たのか 何時までそこに居るのか」

　アーティスト・町田藻映子（まちだ・もえこ）の個展「何時からそこに居たのか 何時までそこに居るのか」が、京都のGALLERY TOMOで開催されている。

　町田は愛知県出身。京都市立芸術大学で日本画を専攻し、京都大学大学院での植物研究を経て、「自然世界におけるあらゆる生命活動エネルギーの可視化」というテーマで一貫して制作を続けてきた。またコンテンポラリーダンスと舞踏などの身体表現を通じた感覚的なアプローチも行っている。

　作家にとってGALLERY TOMOでの個展は3年ぶり。鉱石・鉱物が主なモチーフとした町田の作品は、その鉱石からなる日本画の技法や素材を用いて制作されている。青山知相（GALLERY TOMO代表）は、「町田の作品をみていると、テーマに加えてもう一つ隣り合うように、生命のヒストリーに対するもう少しマクロな視点が浮かび上がる」と述べている。