EXHIBITIONS
御村紗也「In the corner of the page」
TEZUKAYAMA GALLERYは、御村紗也の個展「In the corner of the page」を開催する。
御村は1997年生まれ。京都芸術大学大学院を修了するまでの6年間を京都で過ごし、現在は出身地・三重県を拠点に活動しているアーティストだ。学生時代より日常にあふれる何気ない瞬間や光景、または現象を主題としながら、様々な技法やテクスチャーに置き換えて画面上で構成し直すことで、叙情的な要素を含んだ絵画を制作している。
御村は、日に照らされることで現れる影、風に揺れる木々の音、肌で感じる温度や空気の香りといった、刹那的な情景を収めた写真をもとにドローイングを作成し、それらをシルクスクリーンの均一な線やリズミカルで軽やかな筆致、柔らかな色彩に置き換えてキャンバス上に再現する。
また、作品の表面には樹脂による光沢感のある塗面や水性アクリルによるマットな質感の塗面、下地材を用いた粒子状の色面など、1枚の作品のなかでテクスチャーの差異が効果的に配されることで、多様な視覚体験を有した画面となる。いくつかの身体的なプロセスを重ねて、作品の完成へと向かう姿勢は、泡沫のようなふれられない存在を少しでも掴もうとする作家の意思を感じさせる。
今年の春に大学院を修了したばかりの御村。TEZUKAYAMA GALLERYでの初個展となる今回は大作を中心に、新作約15点が展示される。
御村は1997年生まれ。京都芸術大学大学院を修了するまでの6年間を京都で過ごし、現在は出身地・三重県を拠点に活動しているアーティストだ。学生時代より日常にあふれる何気ない瞬間や光景、または現象を主題としながら、様々な技法やテクスチャーに置き換えて画面上で構成し直すことで、叙情的な要素を含んだ絵画を制作している。
御村は、日に照らされることで現れる影、風に揺れる木々の音、肌で感じる温度や空気の香りといった、刹那的な情景を収めた写真をもとにドローイングを作成し、それらをシルクスクリーンの均一な線やリズミカルで軽やかな筆致、柔らかな色彩に置き換えてキャンバス上に再現する。
また、作品の表面には樹脂による光沢感のある塗面や水性アクリルによるマットな質感の塗面、下地材を用いた粒子状の色面など、1枚の作品のなかでテクスチャーの差異が効果的に配されることで、多様な視覚体験を有した画面となる。いくつかの身体的なプロセスを重ねて、作品の完成へと向かう姿勢は、泡沫のようなふれられない存在を少しでも掴もうとする作家の意思を感じさせる。
今年の春に大学院を修了したばかりの御村。TEZUKAYAMA GALLERYでの初個展となる今回は大作を中心に、新作約15点が展示される。