EXHIBITIONS
石井海音 個展「いい天気」
かわいさと細やかな情感を描く作家、石井海音(いしい・あまね)の個展「いい天気」が銀座 蔦屋書店で開催される。
石井は1994年生まれ、大阪府出身。2018年京都市立芸術大学美術学部美術科油画専攻卒業、2020年同大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻修了。今年4月、銀座 蔦屋書店アートウォールで行われたグループ展「かわいいとは。何か。」にも出展し好評を得た。
石井の作品に登場する、曖昧な表情をした少女、植物、架空のキャラクター、幽霊などのモチーフ。いずれもどこか意思があるもののように描かれているそれらは、日常生活のなかにあるもの、あるいは作家の幼少期の記憶や個人的な経験から生み出されている。制作においてはレイヤーを重ねたり、簡略化された線を重ねたりといった方法が用いられ、作品は次元や空間を飛び越えた多層的な広がりを見せる。
「いい天気」と題された今回の展示で発表する油彩作品6点は、ポジティブなタイトルの通り、青空や外の景色が印象的だ。石井は次のように述べている。
「絵画は物質感を持った複製不可能な形式である。これは私たち人間の命の形式と通じている。また、ディスプレイ上で見る画像や直線的で一方的な時間を持つ動画とは違って、絵画には循環的な時間があり、物質感を持つがゆえに対峙して見つめ合うことができる(石井海音)」。
石井は1994年生まれ、大阪府出身。2018年京都市立芸術大学美術学部美術科油画専攻卒業、2020年同大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻修了。今年4月、銀座 蔦屋書店アートウォールで行われたグループ展「かわいいとは。何か。」にも出展し好評を得た。
石井の作品に登場する、曖昧な表情をした少女、植物、架空のキャラクター、幽霊などのモチーフ。いずれもどこか意思があるもののように描かれているそれらは、日常生活のなかにあるもの、あるいは作家の幼少期の記憶や個人的な経験から生み出されている。制作においてはレイヤーを重ねたり、簡略化された線を重ねたりといった方法が用いられ、作品は次元や空間を飛び越えた多層的な広がりを見せる。
「いい天気」と題された今回の展示で発表する油彩作品6点は、ポジティブなタイトルの通り、青空や外の景色が印象的だ。石井は次のように述べている。
「絵画は物質感を持った複製不可能な形式である。これは私たち人間の命の形式と通じている。また、ディスプレイ上で見る画像や直線的で一方的な時間を持つ動画とは違って、絵画には循環的な時間があり、物質感を持つがゆえに対峙して見つめ合うことができる(石井海音)」。