EXHIBITIONS

飛生芸術祭2022「僕らは同じ夢をみる-」

飛生アートコミュニティー
2022.09.05 - 09.11

Photo by Hideki Akita

Photo by Hideki Akita

Photo by Hideki Akita

Photo by Hideki Akita

 北海道・白老町の森と旧校舎を舞台にした年に1度の芸術祭「⾶⽣芸術祭」が開催される。9月5日から9月11日まで。

 旧飛生小学校の校舎裏に自然が広がり、かつて、子供たちの格好の遊び場だった飛生の森は、廃校とともに人々が去ったことで放置林となっていた。飛生アートコミュニティーは、この森で再び、子供たちに自然にふれあってほしいという思いから、「飛生の森づくりプロジェクト」に取り組んできた。

 同プロジェクトが目指してきたのは、森に作品を点在させるようなアートの森ではなく、森自体が時間と一緒に変化していくひとつの作品をつくること。そして年に1度の催し「⾶⽣芸術祭」での森びらきに向け、様々な世代や地域の⽼若男⼥が集まり、今春から森や校舎周辺の整備を進めてきた。

「⾶⽣芸術祭」は、森づくりという⼩さなコミュニティに支えられ、飛生の森を一般に公開するとともに、旧⾶⽣⼩学校を活⽤した共同アトリエ「⾶⽣アートコミュニティー」をメイン会場として、地域住⺠との交流・活動を発信する場を開く。

 芸術祭のオープニングは、「トビウの森と村祭り」として9月3日に開催される。「飛生の森」を解放する年に1度の森びらきとして行われ、9月5日より一般公開がスタートする。

 会期中には、旧飛生小学校の校舎や校舎裏の森に展示された作品を楽しむ「飛生の森の展覧会」や、アヨロラボラトリー(⽴⽯信⼀、国松希根太)による、⽩⽼や登別でのフィールドワークの記録を紹介する「lab in the forest vol.4」などの展覧会を開催。またウイマム文化芸術プロジェクトと連携して、2つの漁村集落・白老町虎杖浜(こじょうはま)と社台(しゃだい)を歩いて巡る野外写真展などのプログラムも行われる。詳細・その他のプログラムは⾶⽣芸術祭のウェブサイトをチェックしてほしい。

 今年の参加アーティストは、THE SNOWFLAKES、⻘柳拓次、テニスコーツ、くじらコーリング、Rekpo、奈良美智、usaginingen、おたのしみ劇場ガウチョス、⽩⽼⺠族芸能保存会、清⽔郁太郎、トビウの森の美術部、野⽣の学舎、YOSHIDA ART SCHOOL、ICHI、柿崎⿇莉⼦、淺井裕介、すくすくマミーズバンド、国松希根太、まこし、CovoChillCamp、相川みつぐ、アキタヒデキ、⼭⽥祐伸、⽯川⼤峰、⾼張直 樹、aizome-I、うえだりょうた、サトウアミ、outwoods、吉川⿇⼦、ダイナマイトあさの、つくっぺこうさく、Yoshinori Kikuzawa、鈴⽊明倫、アヨロラボラトリー、森千尋、相咲有蘭樹、Jinnouchi Takeshi、COPA DOIS、リョウイチ・カワジリ、DJ GAK、mAsa niwayama、KAZUYA PEE、Kouta Suzuki、きたまり、Syv Bruzeau、⼩助川裕康、⽵瀬和弥、Warehouse ensemble、茂呂剛伸、chikyunokiki、富樫幹、いぶり⼯藝舎 Rempei Mizuno、HAL、今村圭吾、⼩林なるみ、森迫暁夫、TAWOO、国松紗智⼦、名越梨紗、⽊も知、永⽥まさゆき、Moto、下平雅也、奥⼭三彩、⼭下圭介、内村かなた、永樂和嘉、村上英明、宮原由紀夫、あらひろこ、杉原信幸、くまの⼦堂、⼤宮⼤奨、札幌☆ドラムサークル、⼭⽊将平、瀧原祥、伴翼、⽊⽊⽊⼈ら。