AdvertisementAdvertisement
EXHIBITIONS

武田鉄平 近作展

2022.08.27 - 10.01

© Teppei Takeda / MAHO KUBOTA GALLERY

 武田鉄平は、一度描いた絵を再度描いてみるという独自のプロセスを踏んで絵画を制作するアーティスト。その近作展がMAHO KUBOTA GALLERYで開催される。

 本展では、パンデミック化の2020年から2021年にかけて描かれた、8点のポートレイト作品を展示。2022年5月のアートフェア香港で国際的に注目されたこれらの作品を、東京のギャラリーにて披露する貴重な機会となる。

 また、未発表の新作1点も展示予定。社会と隔絶されたアトリエで、アーティストが長い時間をかけて向き合った絵画たちが並ぶ。

 武田は1978年山形県生まれ。2001年武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科を卒業後、サイトウマコトに師事。フランス滞在を経て、東北芸術工科大学で樹脂、木工を学んだ。その後も地元・山形を拠点とし、13年より抽象的な肖像画の制作を開始。制作方法は、同じイメージの下絵を20〜50枚ほど描くことから始め、そのなかでひとつだけ「絵」として自身が認めたものを作品の「主題」に選び、描かれた絵を主題として再び絵にしていく。長い時間をかけて描かれる作品は、鮮やかな色彩と、フラットでありながら絵具の質感やストロークの痕跡が感じられる表現を特徴としている。