EXHIBITIONS
鍵岡リグレ アンヌ「Addition - Subtraction」
MAKI Galleryは、鎌倉を拠点に活動する鍵岡リグレ アンヌの個展「Addition - Subtraction」を、天王洲 I ギャラリースペースにて開催する。
鍵岡は1987年神奈川県生まれ。東京藝術大学絵画科油彩専攻を卒業後、同大学大学院にて壁画を研究。その後フランスに渡り、フランス国立高等工芸美術学校にてフレスコ・モザイクの技術を学んだ。日常のなかに現れる抽象的なかたちや自然のエネルギーを、グラフィートという古典的な壁画技法と布のコラージュを組み合わせた独特な油彩画によって表現することで、目に見えるものの背後に存在する不可視な性質や要素を引き出す試みを続けている。
代表シリーズ「Reflection」は、水面に映る風景が抽象的なビジョンへ向かう瞬間の燦たるエネルギーを収め、「Figure」シリーズは、そのなかに映り込む人体像が背景と歪み溶け合う様を鮮烈に描いている。また「Element」シリーズでは、巨大な岩々を背景から切り出し、綿布のキャンバスの地を残すように描くことで、モチーフそのものの持つ威力を写し取るかのような試みがなされている。そこでの水墨画を思わせる余白の存在は画面に緊張感や広がりを与え、躍動する岩の生命力を強調している。
本展では、水面に映る人の顔に焦点を当てた新シリーズ「Portrait」を発表。これまでの3つのシリーズにおいて探究された表現や技術を継承しつつ、鍵岡の到達した新たな芸術的局面が展開されている。
展覧会タイトル「Addition - Subtraction」は、足し算と引き算を意味する。鍵岡特有の彫刻的油彩画の表現方法そのものを象徴するとともに、鍵岡が試みる絵画の本質的要素に迫る多角的なアプローチをも表している。
鍵岡は1987年神奈川県生まれ。東京藝術大学絵画科油彩専攻を卒業後、同大学大学院にて壁画を研究。その後フランスに渡り、フランス国立高等工芸美術学校にてフレスコ・モザイクの技術を学んだ。日常のなかに現れる抽象的なかたちや自然のエネルギーを、グラフィートという古典的な壁画技法と布のコラージュを組み合わせた独特な油彩画によって表現することで、目に見えるものの背後に存在する不可視な性質や要素を引き出す試みを続けている。
代表シリーズ「Reflection」は、水面に映る風景が抽象的なビジョンへ向かう瞬間の燦たるエネルギーを収め、「Figure」シリーズは、そのなかに映り込む人体像が背景と歪み溶け合う様を鮮烈に描いている。また「Element」シリーズでは、巨大な岩々を背景から切り出し、綿布のキャンバスの地を残すように描くことで、モチーフそのものの持つ威力を写し取るかのような試みがなされている。そこでの水墨画を思わせる余白の存在は画面に緊張感や広がりを与え、躍動する岩の生命力を強調している。
本展では、水面に映る人の顔に焦点を当てた新シリーズ「Portrait」を発表。これまでの3つのシリーズにおいて探究された表現や技術を継承しつつ、鍵岡の到達した新たな芸術的局面が展開されている。
展覧会タイトル「Addition - Subtraction」は、足し算と引き算を意味する。鍵岡特有の彫刻的油彩画の表現方法そのものを象徴するとともに、鍵岡が試みる絵画の本質的要素に迫る多角的なアプローチをも表している。



