EXHIBITIONS

光島貴之滞在制作・展示

GOING OVER -まちの肌理(きめ)にふれる-

光島貴之 ハンゾウモン線・清澄白河から美術館へ 2019
制作協力=アトリエみつしま Photo by Alloposidae

光島貴之 山 2019
制作協力=アトリエみつしま Photo by art space co-jin アートと障害のアーカイブ・京都

光島貴之 竹のリズム 2004
Photo by art space co-jin アートと障害のアーカイブ・京都

光島貴之 路地を通り抜けると 2015
制作協力=アトリエみつしま Photo by art space co-jin アートと障害のアーカイブ・京都

 東京都渋谷公園通りギャラリーは交流プログラムとして、全盲の美術家・光島貴之を招聘し、「光島貴之滞在制作・展示 GOING OVER -まちの肌理(きめ)にふれる-」を開催する。「まち」をテーマとした作家による滞在制作および、観客参加型の展示が行われる。

 光島貴之は1954年京都生まれ。ラインテープやカッティングシート、釘、布などを素材としたコラージュによって、主に平面や半立体の絵画作品を制作し、長年、「さわる絵画」や「触覚コラージュ」といった新たな表現手法を探求してきた。国内外での展覧会参加多数。また2020年1月にギャラリー兼自身のアトリエとして「アトリエみつしま」をオープンさせ、触覚に着目したワークショップの実施やグループ展を企画するなど精力的に活動している。

 本企画では、滞在制作と一般公開の期間が交互に入れ替り、一般公開のあいだ訪れた人は、滞在制作中の光島の作品制作に参加することができる。光島の作品に触ることで、「まち」にあふれる音や匂い、足の裏で感じる地面の質感といった、「まち」の肌理(きめ)にふれるという感覚が刺激されるだろう。