EXHIBITIONS

わたしたちの東海道 富士山のある風景の魅力

ベルナール・ビュフェ 富士山と汽車 1981

 ベルナール・ビュフェ美術館で、展覧会「わたしたちの東海道 富士山のある風景の魅力」が開催。江戸時代から現代まで、芸術家たちが表現した「東海道」が競演する。

 古くから日本の東西を結ぶ東海道。その東海道の旅において、昔もいまもシンボリックな存在が富士山である。古今の作家がそれぞれの視点で表現した様々な東海道と富士山がならぶ本展では、作品と出会った人が、またそれぞれに、東海道と富士山のある風景の魅力を再発見してくれることも期待しているという。

 出展作家は、荒木経惟、アンドレ・コタボ、池ヶ谷知宏、イケムラレイコ、歌川広重、竹﨑和征、奈良美智、野口里佳、松江泰治、水木しげる、棟方志功、持塚三樹、山口晃、ベルナール・ビュフェ。

 作品の表現方法は、版画、油彩、水彩、写真、立体など様々。歌川広重の「東海道五拾三次」をはじめ、高度成長期の日本の東海道を描いた棟方志功の「東海道棟方板画」、またベルナール・ビュフェやアンドレ・コタボといったフランスの画家たちによる富士、そして現代を生きる作家たちによる東海道と富士山の作品あわせて約100点を紹介する。