EXHIBITIONS

パープルーム大学 尖端から末端のファンタジア

ギャラリー鳥たちのいえ
2017.12.02 - 12.10

パープルーム大学 Photo by Fuyumi Murata

 美術家・梅津庸一の私塾「パープルーム予備校」による展覧会が開催される。パープルームとは、2013年に誕生した絵画に特化した美術の共同体で、神奈川県にある「パープルーム予備校」をその活動拠点としている。同校は、学校・生活・発表の場を兼ねており、予備校生たちは半共同生活を営んでいる。

 前衛と後衛、ハイカルチャーとサブカルチャー、都市と地方、ニューメディアとオールドメディアといったさまざまな対立をテーマにした本展。「こうした対立は、眼前に立ちはだかるものなのか」「一部の人々の意識にのみ宿るものなのか、そもそもまったく偽の対立なのか」という問いを前に、グローバル化の背後で、さまざまなかたちで浮上するこれらの対立を前提としながら現代における想像力について考える。梅津庸一、アラン、安藤裕美、智輝らのパープルーム予備校生に加えて、多様なゲスト作家の作品群も展示。