野澤梓 新作個展「微睡みを撫でて」

　アーティスト・野澤梓の新作個展「微睡みを撫でて」が、銀座 蔦屋書店店内アートウォールギャラリーで開催される。

　野澤は1994年静岡県生まれ。2019年東京藝術大学絵画科油画専攻卒業。少女の心模様を複数のレイヤーによって表現している。

　野澤の作品は、あどけなさが残る少女の輪郭と、いくつもの方向から描かれたイメージが万華鏡のように折り重なり、ノスタルジックでセンチメンタルなイメージを生み出しているのが特徴だ。2020年と2021年のアート台北では2年連続で初⽇に全作品が完売するなど、日本だけでなく海外のアートコレクターからも⾼い評価を受けている。

　アニメからの影響をうかがわせる、作品に描かれる美少女のモチーフは、少女性の本質である「儚（はかな）さ」にフォーカスされ、パステルカラーで繊細に描かれている。

　今春に参加したグループ展「かわいい。とは何か。」に続き、銀座 蔦屋書店での3度目の展示となる今回は、新たに制作した10作品を公開する。