EXHIBITIONS
河野未彩「脳内再生」
HARUKAITO by ISLANDでは、視覚ディレクター/グラフィックアーティスト・河野未彩による個展「脳内再生」が開催される。
河野は、音楽や美術に漂う宇宙観に強く惹かれ、2000年代半ばから多くの作品を発表。グラフィックデザイン/映像/プロダクトを媒体とし、様々なメディアの作品を制作している。
そのグラフィック作品の多くは、様々なテクスチャーと、コンピュータ・グラフィックスを融合させたデジタル作品、フォトディレクションやデジタルペイントを主とし、プロダクトや空間演出、映像などは、グラフィックの世界観を主軸に現象に着目した作品を展開している。
本展では、2018年の「not colored yet」展、21年の「←左右→」展(ともにCALM & PUNK GALLERY)に続く、3回目の個展となる。作家は以下のコメントを出している。
「一枚の画像、一体のオブジェクト。
ある視覚情報を起点に、動的イメージが脳内で再生されるとき
そのイメージは唯一あなたの脳内で上映され、完全再現されることはないだろう。
そしてその異次元へのチケットを手にした瞬間、あなたは現実空間と並行して2軸の次元を体験している。
私は永遠に見ることのできないそれに憧れる。
自他の境界やヒントがそこにあるような気がして
あなたの脳内では何が映し出され、あなたの半分はいまどこにいるのだろうかと。
そしてなぜだろう、私はどうにかそれを可視化しようと試みている。
流行病も情報による洗脳も体験した現地球人はそれ以前よりも幾分か目の前の情報に懐疑的になっただろうか。
それは同時に自己認知が深まったということでもあるかも知れない。
他は自を映す鏡だというが、解像度を上げるほど、最終的にそれは自が創り出した幻想であると知る。
答えに近づけば具体性は消えていき、角度をかえれば形は変わっていく。
世界をみている自我の中心はどうしても無色で空虚で捉えどころがない。
そしてなぜだろう、私はどうにかそれをつかもうと試みている(河野未彩)」。
河野は、音楽や美術に漂う宇宙観に強く惹かれ、2000年代半ばから多くの作品を発表。グラフィックデザイン/映像/プロダクトを媒体とし、様々なメディアの作品を制作している。
そのグラフィック作品の多くは、様々なテクスチャーと、コンピュータ・グラフィックスを融合させたデジタル作品、フォトディレクションやデジタルペイントを主とし、プロダクトや空間演出、映像などは、グラフィックの世界観を主軸に現象に着目した作品を展開している。
本展では、2018年の「not colored yet」展、21年の「←左右→」展(ともにCALM & PUNK GALLERY)に続く、3回目の個展となる。作家は以下のコメントを出している。
「一枚の画像、一体のオブジェクト。
ある視覚情報を起点に、動的イメージが脳内で再生されるとき
そのイメージは唯一あなたの脳内で上映され、完全再現されることはないだろう。
そしてその異次元へのチケットを手にした瞬間、あなたは現実空間と並行して2軸の次元を体験している。
私は永遠に見ることのできないそれに憧れる。
自他の境界やヒントがそこにあるような気がして
あなたの脳内では何が映し出され、あなたの半分はいまどこにいるのだろうかと。
そしてなぜだろう、私はどうにかそれを可視化しようと試みている。
流行病も情報による洗脳も体験した現地球人はそれ以前よりも幾分か目の前の情報に懐疑的になっただろうか。
それは同時に自己認知が深まったということでもあるかも知れない。
他は自を映す鏡だというが、解像度を上げるほど、最終的にそれは自が創り出した幻想であると知る。
答えに近づけば具体性は消えていき、角度をかえれば形は変わっていく。
世界をみている自我の中心はどうしても無色で空虚で捉えどころがない。
そしてなぜだろう、私はどうにかそれをつかもうと試みている(河野未彩)」。