EXHIBITIONS

アントラクト - パリと京都の幕間 -

2022.07.07 - 09.05

ギャラリー・ミキコ・ファビアーニ

グナー・ニールンド 参考画像

マーヤ・ワカスギ 参考画像

清昌堂やました THE ROOM

 京都の清昌堂やました THE ROOMでは夏の展覧会として、フランス・パリのGalerie Mikiko Fabiani(ギャラリー・ミキコ・ファビアーニ)とともに「アントラクト - パリと京都の幕間 -」展を開催する。

 パリと京都は伝統を重んじる文化都市であり、それぞれの時代の芸術を発信する街では、人々が行き交ってきた。

 清昌堂やました THE ROOMが、パリの歴史地区でアポイントメントのみで開かれるギャラリー・ミキコ・ファビアーニを招き実現した今回は、日仏の時代の流れを反映するひとつのサロンのように、ギャラリー代表のファビアーニ美樹子の持つ審美眼で、繊細にキュレーションされたパリのアート空間を再現する試み。ファビアーニ美樹子が、新古茶道具の老舗である清昌堂やましたで扱う茶道具や日本美術を選び、日仏のアーティストたちが対話する空間をつくり上げる。

 出展作家は、シリル・アンドレ、ファニー・シェ・ブリヤン、ビアンカ・カロイ・ディ・グラッシ、中村穣二、奈良祐希、高村佳園、ヴェルデ・エドレヴ、マーヤ・ワカスギ、セレクショ・バイ・エリック・フィリップ。

 ギャラリー・ミキコ・ファビアーニは以下のコメントを出している。

「伝統と革新が融合しあうことで、生まれる新たな創造。物語が進み、次への展開が気になりながら迎えるアントラクト(L’entracte=幕間)。今後の展開を期待される、奈良祐希、マー ヤ・ワカスギ、中村穣二、ファニー・シェ・ブリヤンなどのアーティストが、積極的に展示を行うパリという華やかな舞台と、今回ご縁を頂く京都という新たな舞台の幕間で、揺れ動き、創造した作品の数々を是非ご高覧頂きたくご案内申し上げます。

尚、本展では1900〜60年代のスカンジナビアデザインアートのエキスパートとして名高いパリのギャラリー・エリック・フィリップがセレクトしたグナー・ニールンド(1904〜1997)の美しい陶磁器も展示致します。パリと京都、大きな舞台の幕間、愉しんで頂ければ光栄です(Galerie Mikiko Fabiani代表・ファビアーニ美樹子)」。