EXHIBITIONS

Photography? End?

2022.07.01 - 07.31

書籍『Photography? End?』イメージ

書籍『Photography? End?』イメージ

「Photography? End?」展がPOSTで開催される。薄井一議、大島成己、オノデラユキ、北野謙、鈴木理策、似鳥水禧、濱田祐史ら、国内外の日本人写真アーティスト7人が参加しているコレクティブ活動による展覧会。

「Photography? End?」は、2015年に出会い、2019年よりコレクティブ活動をスタートさせた。これまでにも海外のいくつかの都市で、展示やプレゼンテーション、キュレーターや現地作家との対話や制作などを行っている。

 本展覧会は、キュレーターの若山満大をインタビュアーとして招いた書籍『Photography? End? 7つのヴィジョンと7つの写真的経験』の刊行を記念したもの。このインタビュー集では、「Photography? End?」の各作家に共通すること、あるいは相反することをそのままに交錯させながら、今日の「写真」を考える起点を提示している。

 会場では、インタビュー集の特装版の展示のほか、インタビュー内で各作家が言及した作品集の展示販売も行う。すでに絶版になっている書籍なども含まれており、それらを手にすることで、書籍『Photography? End?』への多角的な理解につながる展示内容となる。

 インタビュアーの若山が、7人が写真家だと認識している「人間としての総体を聞いていくこと」で、7人の活動がなぜ写真と呼ばれるのか、そこから写真の可能性と有限性を照らすことを試みた1冊。それぞれに制作する7人のアーティストの7つのヴィジョンと、7つの写真的経験が語られる書籍を手にとってほしい。