EXHIBITIONS

川内理香子「Colours in summer」

川内理香子 making rainbow 2022

『Rikako Kawauchi: Works 2014–2022』表紙イメージ

川内理香子 tiger マルチプル作品

川内理香子 vase マルチプル作品

川内理香子 snake マルチプル作品

川内理香子 Sky walker マルチプル作品

川内理香子 Moon carrier マルチプル作品

 新進気鋭のアーティスト・川内理香子の作品集『Rikako Kawauchi: Works 2014–2022』が7月20日に刊行。これを記念した個展「Colours in summer」が、銀座 蔦屋書店のイベントスペースGINZA ATRIUMで開催される。

 川内は1990年東京都生まれ、2017年に多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻油画研究領域を修了し、現在は東京を拠点に活動。食への関心を起点に、コミュニケーションのなかで見え隠れする、身体と思考、自己や他者、それらの相互関係の不明瞭さを、ドローイング、ペインティングにとどまらず、針金やゴムチューブ、樹脂など多岐にわたるメディアを横断しながら表現してきた。

 今回刊行される『Rikako Kawauchi: Works 2014–2022』は、2020年に発行したドローイング集『drawings』(WAITINGROOM)に続く2冊目の作品集だ。ドローイングに加え、ペインティング、彫刻作品を含み、2014年から最新作までの約150点を収録。また作家の身体観を様々な観点から着目した蔵屋美香の論考や、作家の幼少期から今後の展開までを取材した最新のインタビューも収めた、集大成的な1冊となる。

 作品集の刊行を記念する本展では、川内が子供の頃から抱く食と身体への違和感をテーマとし、フランスの社会人類学者/民族学者クロード・レヴィ=ストロースの『神話論理』に登場する動物たちの躍動をモチーフにしたペインティングなど、多数の作品が展示される。

 なお作品集の通常版に加え、マルチプル作品付属の特装版も販売(作品集本体は特装版・通常版共通)。特装版のオンラインエントリーはアートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にて、7月1日 10:00よりスタートする。