EXHIBITIONS
籔内佐斗司 作品展「童子」
ユーモアのある造形で東洋的自然観をあらわす彫刻家・籔内佐斗司(やぶうち・さとし)。その作品展「童子」が銀座 蔦屋書店(インフォメーションカウンター前)で開催されている。
籔内は1953年大阪府生まれ。東京藝術大学および大学院で彫刻を学んだのち、同学保存修復技術研究室で、仏像の古典技法と保存修復の研究に従事する。その経験をもとに、檜、漆、顔料などを素材とする独自の制作技法を開発し、1987年から彫刻家として独立、創作活動を開始。2010年に開催された「平城遷都1300年祭」の公式キャラクター・せんとくんをはじめ、多くのキャラクターデザインを担当している。
2021年まで東京藝術大学文化財保存学研究室の教授を務め、退任後は、奈良県立美術館館長に就任した籔内。東大寺の《執金剛神》(国宝)の完全復元プロジェクトを指揮し、また唐招提寺、西大寺にも仏像を奉納するなど、その高い技術と知識で美術界に貢献し続けている。
こころとかたち、ソフトとハード、男と女、阿と吽、静と動、陰と陽、生と死。彫刻家として宗教や哲学における永遠のテーマを、ユーモアのある造形と仏像制作の技法を用いて表現してきた籔内の作品は、「童子」「鎧」「動物たち」「連続性」の4つに要約されるが、「童子」を通じて表されているのは、目には見えない「こころ」だ。
本展では、「童子」を中心とした木彫、ブロンズ作品を展示。童子たちの思わず笑みがこぼれてしまうようなかわいらしさ、そして作品に込められた想いは、私たちの記憶を刺激し、忘れていた情景を思い起こさせるだろう。
籔内は1953年大阪府生まれ。東京藝術大学および大学院で彫刻を学んだのち、同学保存修復技術研究室で、仏像の古典技法と保存修復の研究に従事する。その経験をもとに、檜、漆、顔料などを素材とする独自の制作技法を開発し、1987年から彫刻家として独立、創作活動を開始。2010年に開催された「平城遷都1300年祭」の公式キャラクター・せんとくんをはじめ、多くのキャラクターデザインを担当している。
2021年まで東京藝術大学文化財保存学研究室の教授を務め、退任後は、奈良県立美術館館長に就任した籔内。東大寺の《執金剛神》(国宝)の完全復元プロジェクトを指揮し、また唐招提寺、西大寺にも仏像を奉納するなど、その高い技術と知識で美術界に貢献し続けている。
こころとかたち、ソフトとハード、男と女、阿と吽、静と動、陰と陽、生と死。彫刻家として宗教や哲学における永遠のテーマを、ユーモアのある造形と仏像制作の技法を用いて表現してきた籔内の作品は、「童子」「鎧」「動物たち」「連続性」の4つに要約されるが、「童子」を通じて表されているのは、目には見えない「こころ」だ。
本展では、「童子」を中心とした木彫、ブロンズ作品を展示。童子たちの思わず笑みがこぼれてしまうようなかわいらしさ、そして作品に込められた想いは、私たちの記憶を刺激し、忘れていた情景を思い起こさせるだろう。