EXHIBITIONS
没後70年 北野恒富展
新聞小説の挿絵と華やかな美人画ポスターで名を馳せた北野恒富(1880〜1947)は、1910年に文展で《すだく虫》が初入選、翌年の同展でも《日照雨》が三等賞となり、日本画家としての地位を確立した。以来、大阪を代表する美人画家として活躍。最初期は妖艶な女性像に挑んで「画壇の悪魔派」と呼ばれ、大正中期には《淀君》に代表される内面表現の深化を見せ、昭和に入るとモダンかつはんなりとした清澄な画風に到達するなど、「美人画」のジャンルにとらわれない多彩な表現を展開した。
本展は、官展や院展で発表された名品に加え、当時人気を博した挿絵やポスター、門下の作品や関連資料も網羅する大回顧展。
本展は、官展や院展で発表された名品に加え、当時人気を博した挿絵やポスター、門下の作品や関連資料も網羅する大回顧展。