EXHIBITIONS

現代日本画名品選Ⅰ

画家の自由な視点と表現

2022.03.16 - 07.13

宮北千織 継なぐ 2020(令和2) 足立美術館蔵

井手康人 白道 2015(平成27) 足立美術館蔵

小田野尚之 響 2012(平成24) 足立美術館蔵

 足立美術館の現代日本画のコレクションを取り上げる「現代日本画名品選」の今回は、「画家の自由な視点と表現」と題して、現代の日本画壇で活躍する画家たちの、斬新な視点と個性あふれる表現を堪能できる作品を展示する。

 同館は、横山大観をはじめとする近代日本画コレクションで知られているが、現代日本画の収集にも力を注いできた。1995年から日本美術院の展覧会(院展)に足立美術館賞を設けて優秀作の選考と受賞作の買い上げを行うほか、現代の画壇を彩る個性豊かな画家の秀作を収集しており、所蔵数は約350点におよぶ。

 そして開館40周年を迎えた2010年には新館を開館し、「現代日本画名品選」にて、同館の現代日本画コレクションを季節やテーマに応じて順次公開している。

 本展は、2000年以降に制作された作品を中心に展示し、いまの日本画の魅力を楽しめる展覧会。主な出展作家は、宮北千織、井手康人、小田野尚之、清水操、松尾敏男、那波多目功一、松村公嗣ら。