EXHIBITIONS

岩合光昭写真展 PANTANAL パンタナール 清流がつむぐ動物たちの大湿原

2022.06.04 - 07.10

ジャガー ©︎ Mitsuaki Iwago

カピバラとウシタイランチョウ ©︎ Mitsuaki Iwago

スミレコンゴウインコ ©︎ Mitsuaki Iwago

フサオマキザル ©︎ Mitsuaki Iwago

ピラプタンガ ©︎ Mitsuaki Iwago

パラグアイカイマン ©︎ Mitsuaki Iwago

 東京都写真美術館で、動物写真家・岩合光昭の展覧会「岩合光昭写真展 PANTANAL パンタナール 清流がつむぐ動物たちの大湿原」が開催される。

 岩合は1950年東京都生まれ。野生動物の息吹を感じるその写真は、世界的に高く評価されている。半世紀以上続けているネコの撮影にも力を入れ、2012年、NHK BSプレミアムで番組『岩合光昭の世界ネコ歩き』が放送開始。『どうぶつ家族』『ネコライオン』『かぴばら』『こねこ』『パンタナール』『虎』ほか著書多数。また19年には『ねことじいちゃん』、21年には『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き あるがままに、水と大地のネコ家族』で映画監督を務めた。

 今回紹介するドキュメンタリー写真の舞台は、南米大陸中央部に位置する世界最大級の熱帯湿地・パンタナール。大部分はブラジルに広がり、一部がボリビアとパラグアイにまたがる。そのスケールは日本の本州の広さに匹敵し、ブラジル側の大半が「パンタナール保全地域」として世界遺産に登録されている。そして雨季と乾季でドラマチックな変化を見せるこの世界でも希有な大湿原は、多彩な野生動物が息づく世界屈指の生命の宝庫とも呼ばれている。

 本展では、岩合の2メートルを超える大サイズを含む作品群を展示。パンタナールに生息する多種多様な生き物たちの生態を、写真を通して紹介する。