ARTISTS
本木理紗
Risa Motogi
本木理紗は1987年東京都生まれ。2010年女子美術大学芸術学部工芸学科ガラスコース卒業、13年明星大学人文学部心理・教育学科(通信課程)卒業。
「私はガラスという素材が『記憶を持つ素材』であると感じている。それは、冷めることでかたちを保持できるということと、どんなかたちになっても一度形成したことのあるかたちを記憶しているということである。作品のアイディア自体、無意識に目にする景色のなかにある温かさや安心感を感じることのできる『好景』のなかで目にしたかたち、感じた感情の残像がふとした瞬間に重なり合いかたちとなる。その残像は目にした瞬間、記憶としてしまわれる。『今日は楽しかったね』といった具合の記憶にはならない。『無意識の引き出し』に無造作にしまわれていく。その『引き出し』にしまわれたものは、別の日、別の場所で目にしたかたちや無意識に引き起こされた感情をきっかけに頭のなかに引き出され、それはガラスと金属を通して一つのかたちとなって現れる(本木理紗)」。
主なグループ展に、「潜」(Room_412、東京、2018)など。第54回神奈川県展入選(2018)、第14回日本のガラス展入選(2018)。
「私はガラスという素材が『記憶を持つ素材』であると感じている。それは、冷めることでかたちを保持できるということと、どんなかたちになっても一度形成したことのあるかたちを記憶しているということである。作品のアイディア自体、無意識に目にする景色のなかにある温かさや安心感を感じることのできる『好景』のなかで目にしたかたち、感じた感情の残像がふとした瞬間に重なり合いかたちとなる。その残像は目にした瞬間、記憶としてしまわれる。『今日は楽しかったね』といった具合の記憶にはならない。『無意識の引き出し』に無造作にしまわれていく。その『引き出し』にしまわれたものは、別の日、別の場所で目にしたかたちや無意識に引き起こされた感情をきっかけに頭のなかに引き出され、それはガラスと金属を通して一つのかたちとなって現れる(本木理紗)」。
主なグループ展に、「潜」(Room_412、東京、2018)など。第54回神奈川県展入選(2018)、第14回日本のガラス展入選(2018)。