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新平誠洙

Seishu Nihira

 新平誠洙は1988年大阪府生まれ。2012年に京都市立芸術大学美術学部美術科油画専攻を卒業、14年に京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻を修了。反射・透過・屈折といった光学現象と視覚効果を用いた実験的なアプローチで、現代における絵画の時間と空間表現を探求している。主なシリーズに、写実的な描写でありながら、対極するイメージの輪郭を曖昧なままに組み合わせた「Reflection」、チップ状の筆致で画面を覆い、モデルの実体を動的変化でとらえようと試みた「Refraction」など。17年の渡米・渡蘭の経験を経て、現実とイリュージョンが交錯する自身の作品を、モノクロからカラーへと転換させる。近年な個展に、「DiVISION」(アートコートギャラリー、大阪、2018)、「windows upset」(アートコートギャラリー、大阪、2015)。グループ展に、「ACG Collection」(アートコートギャラリー、大阪、2019)、「田村友一郎『叫び声/Hell Screen』」(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、2018)、「Celsius」(CASHI、東京、2015)など。