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ホンマタカシ

Takashi Homma

 ホンマタカシは1962年東京都生まれの写真家。日本大学芸術学部写真学科卒業後、広告制作会社ライト・パブリシティに入社。写真の真実性に疑問を呈すホンマは、歴史や記憶など写真の外側にある要素を喪失させた「東京郊外」、狩猟に同行して鹿の痕跡を撮った「Trails」、知人の娘を自身の娘のように撮影した「Tokyo and My Daughter」、世界各国のマクドナルドをとらえたシルクスクリーンの「M」など、一貫して「写真とは何か」を追究する作品を手がけてきた。99年に写真集『東京郊外 TOKYO SUBURBIA』(光琳社出版、1998)で第24回木村伊兵衛写真賞を受賞。2004年には写真家・中平卓馬を追った映画『きわめてよいふうけい』を撮影。11年から12年にかけ、自身初となる美術館個展「ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー」が金沢21世紀美術館、東京オペラシティ アートギャラリー、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の3館で開催された。