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西山美なコ

Minako Nishiyama

 西山美なコは1965年兵庫県生まれ。89年に京都市立芸術大学美術学部油画専攻を卒業、91年に同大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了。90年代に「リカちゃんハウス」を巨大化した作品《ザ・ピんくはうす》(1991)、バラやロココ調のモチーフなど宝塚歌劇の舞台で使われる書き割り風の作品、「かわいい」や「ピンク」といった少女文化を前面に出した立体作品を発表する。その後、砂糖や卵白といった菓子類の材料を使って王冠やバラなどをかたどった、はかなく壊れやすい作品を制作。近年では、主にピンク色を用いて淡い色彩を表出させる壁画や、光の反射に着目した立体・平面作品などを手がけている。これまでの個展に、「wall works」(Yoshimi Arts、大阪、2017)、「MINAKO NISHIYAMA / drawings」(Yoshimi Arts、大阪、2017)など。展覧会に、「開館15周年記念 現在地:未来の地図を描くために[2]後期」 (金沢21世紀美術館、石川、2020)、おおいたトイレンナーレ2015、「Kawaii」 (University for the Creative Arts Farnham、イギリス、2015)などがある。