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小島修

Osamu Kojima

 小島修は1973福井県生まれ。95年京都精華大学美術学部造形学科修了。これまでアメリカや台湾をはじめ国内外で活動。現在は三重県を拠点に、ブロック状に形成した陶土や原土、瓦、ガラスなどを素材とした陶芸作品の制作を行う。⼒強さと繊細さを併せ持つ作品は自然の風景を連想させるいっぽう、近作は城壁や⽯垣などに使⽤される⽯やレンガなどの人工物を意識している。人間の文明によって生み出されたものの象徴が、いまにも朽ち果てようとする瞬間に放たれる光彩のような美しさを表現し、栄枯盛衰のなかに存在する美を探求している。2014年に「第10回国際陶磁器展」美濃陶芸部門銅賞、16年に「2012国際陶芸ビエンナーレ」(台湾)大賞を受賞。作品は、京都市京セラ美術館、滋賀県⽴陶芸の森、アーチーブレイ財団、台北縣⽴陶磁器博物館などにコレクションされている。