ARTISTS

川井雄仁

Kazuhito Kawai

 川井雄仁は1984年茨城県笠間市⽣まれ。ロンドン芸術⼤学チェルシー・カレッジ・オブ・アートで現代美術を学ぶ。いちど美術から離れ、帰国後に地元で陶芸に出会ったことをきっかけに制作を再開。18年に茨城県立笠間陶芸大学校研究科を卒業し、現在は笠間市を拠点に活動している。コンセンプチュアルなアプローチと土に触発された造形は、陶芸あるいは彫刻作品でもなく、また用途性を有していないものの、「器」という形式を中⼼に据えて展開。自身の内面に向き合い、「自分らしさ」とは何かを探求しながら作陶している。主な個展に、「Naughty Loneliness」(Sozo Salon、東京、2018)、「The Kitsch」(t.gallery、東京、2019)。展覧会に、「Design Miami」(マイアミ、2019)、 「Art Basel in Miami Beach」(マイアミ、2019)、「±8 - 現代の陶芸展」(SHOP Taka Ishii Gallery、香港、2019)、「蒐集衆商2018」(スパイラル青山、東京、2018)など。作品は高橋コレクションなどに収蔵されている。