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和田真由子

Mayuko Wada

 和田真由子は1985年大阪府生まれ。「イメージにボディを与える」をコンセプトに、立体・平面・絵画作品を制作。多角的なアプローチによって、自身が思い描く「イメージ」をできる限りそのままの状態で、現実空間に具現化することを試みてきた。建物をモチーフとしながら平面的な要素を持つ立体作品や、ビニールやベニヤ板を素材とした平面作品など、複数枚のビニールシートを支持体に、透明のメディウムを用いてパーツを描き分け、それらを重ね合わせることで、馬、鳥、建物など、自身の頭のなかのイメージを忠実に再現しようとしている。

 これまでの個展に、「余暇」(児玉画廊、東京、2018)、「建物」(児玉画廊、東京、2017)など。グループ展に、「国立国際美術館コレクション:美術のみかた 自由自在」(福岡県立美術館、2018)、「月が水面にゆれるとき」(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、2015)、「VOCA展 2013 現代美術の展望─新しい平面の作家たち」(上野の森美術館、東京)などがある。